社労士試験に合格する意外なポイントとは?

社労士試験合格へつながる手帳の活用

当然ながら試験勉強に費やす時間は無限ではありません。

 

それは当たり前のことなのですが、難関資格に挑戦しているという意識と、受験勉強が長丁場になることから、ついつい色々なことができると思ってしまいがち。
特に2年目、3年目の受験ともなれば、1年間丸々勉強できると考えて相当なことが勉強できると思いがちですね。

 

合格に万全を期したいために、
「テキスト」「過去問題集」「予想問題集」「サブノート」「労働法全書」「労働経済白書」・・・・・・
などなど、やりたい教材がどんどん膨らんでいくわけです。

 

しかし実際に学習計画を立ててみると、本試験までにできることはとても限られていることがわかります。
これは、計画をある程度しっかり立てた人なら必ず実感するはずです。

 

ですから、あまり欲張らず、自分の厳選した教材を最後までやり抜くことをまず考えましょう。
どんな教材を選ぶかより、「何を捨てるか」という割り切りのほうが大切だともいえます。

 

ここでのポイントは、本試験というゴールから逆算して考えること。
つまり「試験終了時に合格答案が書けている」という地点から逆算して計画を作りこむということです。

 

具体的には、まず本試験当日までにこなすべき教材をすべて書き出します。

 

次に、例えば「テキストは何回読むのか」「問題演習はどれだけの量をこなすのか」を最終月のカレンダーに書き出します。
こうすれば、それをこなすためには各月にどういうスケジュールが立てればいいのかがわかってきます。

 

試験直前期、特に最終月(8月)には、総復習以外に白書対策、改正点のチェックなど、やらなければならないことがたくさんあります。まさに臨戦態勢です。

 

しっかり勉強できた人なら、7月と8月は総復習の期間になります。
自分の選んだ教材の内容がしっかり頭にインプットできるよう、この月に入るまでにしっかり準備しておく必要があります。

 

 大事な直前期を充実させるために、それ以前の準備期間があるわけです。

 

このようにスケジューリングをしていくと、意外と残された時間は多くないことに気付きます。

 

そこで、『合格手帳』を作られることをぜひオススメします。
これは市販の薄い手帳で結構です。見開きで一ヵ月の暦が入っているものが使いやすいと思います。

 

ここには、その月の学習予定と一日ごとの学習時間を記入していきます。
そして、一ヵ月たったところで、平均学習時間を算出しておきます。

 

こうしておくと、この月はどれだけ勉強したか一目瞭然でわかります。
勉強期間トータルで何時間勉強したかという目標より、一日平均どれだけ勉強していくかという目標の方が設定しやすく発奮材料になります。

 

とはいっても、自分自身振り返ってみると、とても偉そうなことをいえません。
学習の途中でしばしば軌道修正していくことになりましたから。

 

帳尻合わせで、結局、本番直前の1カ月は死ぬ気で勉強しました。平均で1日約6 時間の勉強時間となっています。人生で一番勉強したような・・・。
ちゃんとスケジュール管理ができていなかったと反省しています・・・。

 

この時期は、それまでにやった問題演習の問題を完璧にすることだけに専念しました。いや、それしかできなかったのが実際でしたね。

 

予備日を設定しよう

学習計画を立てるときには余裕のない予定を立てないことです。勉強ができなかった日があると、すぐに計画が狂ってしまうからです。

 

したがって、計画には多少余裕を持たせましょう。
週に一度位の割合で予備日を設けると比較的円滑に学習が進むと思います。

 

逆に、あまりに余裕がありすぎても逆効果になりかねません。
ただ実際には、学習初期に、これだけの時間があればここまでは進むという予測は立てにくいでしょう。
しかし、学習が進むうちに自分のペースもわかってきますので、微調整を繰り返しながら計画をこなしていくとよいでしょう。

 

この「微調整を繰り返す」ということが大切です。最初の計画通りに勉強が進むことはまずあり得ません。
柔軟に、現実と照らし合わせながら軌道修正をしていくことになります。

 

多くの受験生が得点できる基本問題は落とさない

まず、基本問題は落とさないという点ですが、特に再受験者の中には、細かい知識を追ってしまうという傾向があると思います。

 

たしかに、本試験ではかなりの難問も出題されます。そういった難問を目の前にすると、細かい知識までカバーしておかないととても本番に対応できないと思ってしまうのです。

 

しかし、各科目ともすべてが非常に難しい設問で構成されているのではなく、基本問題を確実に得点することで足切りを回避することができます。
そして、それは合格ラインの近くまでは力をあげていけることを意味しています。

 

ただ、基本問題をマスターするだけでは、なかなか合格ラインまでには達しないということが現実としてあるのではないかと思います。

 

そこで、「合格ラインの近く」から、いかに「確実に合格できるライン」まで実力を持っていくかという戦略を考えることが必要になってきます。
そのために、やや難しい問題にもある程度対応できる実力をつけるということも必要になってきます。

 

しかし、難しく考える必要はありません。通信講座のスケジュール、与えられた教材を確実にこなすことでこのハードルは知らないうちに乗り越えることができます。

 

やや難しい問題にもある程度対応できる実力をつける

では、もう少し突っ込んで考えてみましょう。
要は、何が基本問題で、何か難しい問題なのかという点です。

 

よく言われるのは、『過去問題』は基本問題で、細部を問う問題は難しい問題であるといわれます。

 

しかし、現実には過去問題にも細部を問う問題はあるわけで、何をもって難しい問題というのかは定義が難しい面があります。

 

ここで、角度をかえて出題範囲をみてみましょう。
すると、未だに、出題の多くは基本事項の範囲からの出題であることがわかります。

 

試験が難しくなった理由は、過去問題ズバリではなく、「基本事項をひねってみたり判断に迷う記述が入っていたりと、角度を変えて応用力を問う問題が増えている」ということになります。

 

また、暗記か理解かどちらを優先すべきかという話がありますが、私はあまり意識する必要はないのかなと思います。

 

基本事項を表面的ではなくしっかり理解しているかどうかが問われているわけで、そのようになるためには、
大量の問題演習実践が最も効果的だと考えます。

 

難しい問題は捨てる

気を付けないといけないのは、「難しい問題」には「対応が難しい問題」があるということ。それが、細部の知識を問う問題だということですね。この場合、暗記とか理解とかの話しではないんですね。

 

このような問題は多くの受験生はできませんので、できなくても合否には直接影響してきません。
これは、勉強の段階で意識しておくべきことです。

 

過去問題の繰り返し学習は、合格体験記では定番ともいえる勉強方法ですが、二度と出題されないのではないかという難問も含まれていることを認識する必要があります。

 

攻略すべきやや難しい問題とは、今後も繰り返し出題が予想される問題です。
すべての過去問題を完璧にする必要はないのです。

 

問題演習中心学習法

我々は、小さなころからテキスト中心の学習方法に馴れてきました。
それは当たり前すぎて、疑うこともあまりしてこなかったように思います。

 

しかし、これからご提案する学習法はその常識とは離れます。

 

まず、テキストを通読する時間はできる限り省き、初めからガンガン問題演習に取り掛かっていきます。
場合によっては、例えば再受験生で各科目の全体像が把握できているのであれば、テキストの通読はやめて、最初から問題演習中心の学習でよいでしょう。

 

逆にまったく知識ゼロの初学者で勉強開始が早いのであれば、全体像を把握するためにまず社労士試験の入門編などで試験全体のイメージをつかまれてもいいでしょう。
このあたりは多少、各人の学習進度によって違ってくるでしょう。

 

いずれにせよ、テキストを理解してから、あるいは何度か読んでから問題演習に移行するのではなく、学習の初期から問題演習中心の勉強をする方法が「問題演習中心学習法」になります。

 

とはいっても、

  • 「自分はまだまだ理解が足りないから」
  • 「問題演習をやっても、どうせ解けないから」

このような理由で、普通はどうしてもテキスト中心の学習になってしまいがちです。

 

また、みなさんがこれまで学校の勉強などでやられてきた学習方法も、このテキスト中心の学習だったのではないでしょうか?

 

「いや、自分はテキストを読むと同時に問題も平行して解いている」といわれる方もいるでしょう。

 

しかし、それはあくまでテキスト読みが基本であって、テキストは読まずに問題だけ解けといわれたら抵抗があるのではないでしょうか?

 

実際に、テキストを何回か読んでから過去問題なりを解かれるとよくわかると思いますが、最初からスラスラ問題が解ける人はごく稀でしょう。(テキストを何度か繰り返し読んでも、ですよ!)
ましてや、1回テキストを読んだだけで問題が解けるとは考えないほうが無難です。

 

このように、テキストを読んで内容を理解できたと思っても、問題が解けるレベルとは、大きな隔たりがあるのです。

 

ここを理解していないと、問題演習を本?的に始める4月や5月になって、あまりに問題が解けなくてビックリということが起こりえるのです。

 

この「問題演習中心学習法」では、できる限り早い時期から問題演習を学習の中心軸に置きます。
そして、本番の擬似体験をドンドン積んでいくのです。これによって実践力を鍛えていきます。

 

「テキストをよく読んでも解けないのに、最初から問題演習をしても、もっと解けないではないか」こう思われるかもしれません。

 

しかし、最初から解く必要はないのです。後で説明しますが、最初は問題集を読んでいくのです。

 

今までの、テキストに該当する存在が問題集となります。
テキストが問題集なのですから、問題を解くのではなく、読み込んでいくのです。

 

では、テキストはどういう存在になるのか?
それは、ある意味、「辞書」と呼べるかもしれません。
「辞書」ですから、全部の内容を暗記する必要もありません。

 

これは決してテキストを軽視している勉強法ではありません。
後から述べるように、テキストも十分活用していきます。

 

初めから最後までじっくり何回も繰り返して通読するのではなく、必要に応じてテキストを参照することになります。また、テキストへの書込み作業ということも発生してきます。

 

まずは試験科目の骨子を問題演習で固め、徐々に知識の中身を充実させていきましょう。
テキストをじっくり読んでいる時間を省略しますので、通常の学習方法を取っている他の受験生と比べ、はるかに大量の問題演習をこなすことができます。

 

問題集を読み物としてみた場合、通常はテキストよりも問題集のほうが早く最後まで読み切ることができるでしょう。
ですから、早く繰り返すことができます。
これを繰り返すことで実力は加速的についていきます。

 

大量の問題をこなすということは、同じ出題範囲をさまざまな角度から学んでいくことになります。

 

先に述べた「やや難しい問題」は基本事項の発展形であったり応用問題であったりします。
大量の問題を解くことで、この応用力を身に付けることができるのです。

 

さらに、問題演習で得られた知識を繰り返すことで、知識の定着が図られるとともに理解が深まります。
繰り返すなかで「わからなかったポイントを理解できる」ことが多くあります。

 

ただ、従来の学習法を確立されている方には不安の多い学習法かもしれません。
そこで、一気に新しい学習法に移行するのは不安だと思われたら、段階的に実施するというやりかたもあります。

 

まず、「安衛法」「労働一般常識」「社会一般常識」の科目は問題演習オンリーで、他の科目はまず後述の「高速回転学習法」でテキスト読みを実施したのち、できるだけ早く問題演習中心学習に移行するというやりかたです。

 

また、初学者の場合、年金科目あたりは問題演習前に全体像の把握をすませておくと、問題演習が多少スムーズになるかもしれません。

 

いずれにせよ、問題演習に学習軸を置くことで、他の受験生を圧倒する問題量を誇ることができます。
しかも、繰り返し行うことで質(得点力)も向上します。

 

「他を圧倒する問題の量と質」、いわば「とんがったもの」を、あなたは手に入れることができるのです。

 

具体的な問題集の解き方とは?

問題集の解き方について説明します。
まず、初回のときは、問題を解くのではなく、問題の各肢と解説を読んでいきます。

 

テキストを何度か読んで理解したと思っても、なかなか問題を解けるようにはなりません。

 

この段階で解こうとすると、ほとんど解けなくてショックを受けるだけです。
そんなところで一喜一憂するのではなく、問題集は「問題と解説のついた」テキストだと思って読めばいいのです。

 

こうして初回を終えたら、つぎは実際に問題を解いていきます。
ここで、前述のテキストの該当箇所へのチェックを行なっていきます。

 

リンク式学習法

そして正解した問題には、問題文の文頭にチェック印を記入します。
たまたま正解したものは正解としません。

 

なお、問題集の通読やそれに続くリンク式学習は、ケースバイケースで判断していただいて結構です。例えば、最初の通読に2回、3回と回数をかけてもかまいません。

 

ここでいう「問題」とは5 肢で構成された問題全体ではなく、各肢を指します。
したがって、5肢択一の問題で4肢にチェックが入ってもその問題はできたことにはなりません。

 

最初はなかなか正解できないはずです。しかし、まったく問題はありません。
というより、できなくて当たり前なのですから、気にする必要はありません。

 

こうして2回目が終了したら、3回目はできなかった問題だけをやります。
そして、できた問題にはチェックを入れておきます。

 

これを繰り返すと、できなかった問題はどんどん減っていき、最後はすべての問題にチェック印がひとつ入ります。

 

簡単そうに?じるかもしれませんが、やってみると結構たいへんで時間もかかるはずです。
とにかく同じ問題を何度も間違えるので気が滅入ります。問題肢によっては10回以上繰り返すこともありますから。

 

たしかに最初はかなり時間を要しますから、このペースでよいのかと焦ることもあるでしょう。
しかし、2回目、3回目と回数を重ねるごとに見違えるようにペースが上がります。

 

最後にはわずかの時間で終了し、そのときには手ごたえもかなり?じるはずです

 

問題集を繰り返すといっても、すでにできた問題を解くということは時間のロスにつながります。前回できなかった問題だけを解きましょう。
ただ一度できた問題でも時間が経つと忘れてしまいます。

 

そこで、試験直前1か月から2か月間の総復習期間で仕上げていくことになりますが、この期間をスムーズに進めるためには、できる限りそれまでにこの一連の演習を繰り返しておくことです。

 

問題量はどれくらいやればいいのか

各人の学習環境、利用している講座・教材等によって違ってきますので、一概にはいえません。

 

参考までに、わたしの場合は、問題演習中心の通信講座を受講していましたので、問題量はかなりこなした方だと思います。

 

概算ですが、択一式の問題量は、一問一答式が3,000問、択一式は350問でした。
(これは答練のみの数字です)
他に、携帯式の一問一答式や一般常識の問題集などもやりましたから、全部合わせると5,000肢〜6,000肢位になります。

 

ここまでやれれば十分だとか、最低このくらいはやらなくてはいけないということではありません。あくまで参考までです。
しかし、テキスト読みの時間を削っていなかったら、とてもこれだけの問題量はこなせなかったでしょう。

 

問題集を選ぶ際の基準

わたしは問題集はとにかく解説が充実しているかどうかを決め手にしていました。
最低限、正しい肢、誤っている肢、いずれの肢であっても根拠条文が明記されていることが必要だと思います。

 

最初のうちは解説を読んでも何を言おうとしているのか、よくわからないという場面もあるかもしれません。
解説が丁寧でないと往々にしておこることです。
しかし、最初のうちはとにかく立ち止まらないで、スピードを意識して早く回転させて下さい。

 

また、通学なり通信講座を受講されていれば、時期によって学ぶ科目も決まってくるでしょう。
その場合は、基本的には問題演習もその時期に勉強している科目をやればよいことになります。

 

ここでの注意点は、その時期ごとに手掛けた問題を一旦仕上げるということです。
全肢で正誤の判断が正確にできるようにまず一旦仕上げて下さい。

 

その時点で仕上げたつもりでも、時間が経つと段々と忘れていってしまうものです。
しかし、それはしかたのないことなのであまり気にしないようにしましょう。

 

一旦、仕上げたものは、復元するのも比較的スムーズなのですが、中途半端な状態で次の科目に進むと、いくら直前期に仕上げるといっても大変な労力と時間が必要になります。

 

一方、独学の方の場合は自由に学習計画を組めるわけですから、労働科目で仕上げるとか、必ずしも科目ごとにこだわることなく、自分の学習進度に合わせ調整していきましょう。

 

直前の1 ヵ月で勝負を決める

この直前の1ヵ月は、合格者の勢力図が大きく変わるというほど、とても大切な時期です。

 

短期合格者はほぼ例外なくこの直前期に実力を大きく伸ばしてきますし、逆に、模擬試験などで「合?確実」という結果を残してきた受験生でもこの時期の過ごし方で失敗することも大いにあり得ることなのです。

 

合格者によっては、1ヵ月前までには受験に必要な学習はおおよそ済んでしまい、受験日直前の1ヵ月は実力を維持することに神経を使ったというケースもあるようです。
しかし、合格したからいいようなものの、私からみれば、明らかに失敗例だと思います。

 

例外として、日々を受験生として生活できる環境にあれば、それでも良いと思います。
しかし、多くの方々においては、社会人と受験生という立場を両立し、勉強時間の確保に腐心しておられることだと思います。

 

その貴重な時間を、ただ漠然と過ごしてほしくありません。
特に直前期という大切な時期です。

 

この時期をうまく活かせるかどうかで合否が決まってくるといっても過言ではありません。ぜひ用意周到にこの時期を迎えていただきたいものです。

 

では、あなたは具体的にこの直前期をどのように過ごしたらよいのでしょうか。

 

それは、ズバリ、今まで学習してきた知識の総復習をするということです。

 

それまでにも繰り返し学習で着実に身に付けてきた知識はかなりのものになるでしょう。
しかし、逆に抜け落ちてしまった知識もたくさんあるはずです。

 

この時期は、反復学習で一度定着した知識を、今度はさらに脳の奥深くにすり込む作業をすることになります。
ここで私の失敗例を挙げましょう。

 

合格体験記を読んでいて、
「一度出来た問題は後になってもそれほど忘れるものではない」
と書いてあるものがありました。

 

私はそれを全く鵜呑みにして信じていたのです。
たとえ、早い時期であっても、繰り返し演習して正解率の高い問題はすでに脳に定着しているものと思い込んでいました。

 

ところが、予想以上に忘れていたのです。
これは甘い考えだったということを思い知らされることになったのです。

 

一度は完璧に仕上げたはずなのに、解いた覚えもなければ、設問を初めて目にするかのようなものまでありました。

 

当初の計画では、直前期は法改正、白書関係、テキストの読み込みを学習計画に組み込んでいました。
しかし、今までこなしてきた問題の総復習に本腰を入れなければ、不完全なまま本番に臨むことになります。

 

今まで多くの時間をかけてきた問題演習の時間が無駄になりかねません。
こうなると、「まな板の上の鯉」の心境です。

 

前述のとおり、社会人と受験生の2足わらじを履いている私には、どう頑張っても一日の受験勉強に費やせる時間に限りがありました。

 

・これまでに時間を費やしてきた大量の問題演習を完璧なものにすることを最優先とするのか
・最大公約的に、テキスト、問題、まだ手をつけていない直前まとめ講座の全てに手を付けるのか

 

残された時間が少ないなか、私は何をなすべきか選択を迫られたのです。
そして、考えました。

 

今まで学習してきた知識以外の問題が出題されたのならしかたがないと諦めがつくだろう。しかし、今まで取り組んできた中から出題されて、それを失点したら非常に悔いが残るのではないか。
そんな考えが強くなりました。

 

そして、
やれる範囲のものを確実にこなすしかない」と覚悟するに至りました。

 

その結果、思い切って捨てたものの代表は「直前期の総まとめ講座」です。
受講していた通信講座のカリキュラムにセットされていた講座で、単発で申し込むと8万円ほどの受講料がかかります。
しかし背に腹はかえられません。

 

そして、テキストを読み込む時間も十分には取れず、法改正と白書関係を除いては新しいものには手を付けず、問題演習の問題を完璧にすることだけに時間を費やすことになったのです。

 

それだけに絞っても、直前1ヵ月はやるべき量のあまりの多さに圧倒されました。

 

こうして、この期間は地獄の日々を過ごすことになったのです。

 

この選択は、わたしとしてはかなり勇気のいることでしたが、結果的に、合格点を大きく上回る得点を取ることができたので、方法は間違っていなかったと確信することができました。
また、忘れたとはいえ、一度仕上げていたので、知識の復元という点ではスムーズだったといえます。

 

ここで得た教訓は以下のとおりです。

 

1.直前期までに学んできた知識の量は思った以上に相当な量になる。
知識の拡大は避け、反復復習で知識の定着を図ることが大切である。

 

2.模試や直前まとめなどまで入ったフルパックの通信講座はハンパな量ではない。自分の進度に合わせ、捨てる勇気も必要。