社労士試験合格に大切な4つのポイント

ここでは、社労士試験においてとても大事だと思うポイントを説明していきます。
受験テニックに走る前に、どのように試験を戦略的に攻略するかが私は大事かなと思っています。

 

いかに勉強を継続するか

どんなに優秀な頭脳の持ち主でも、継続して勉強ができなければ難関試験である社労士試験に簡単に合格することはないと思います。

 

もしかしたら本当の天才なら、軽く1か月の勉強すればラクラク合格という例外の方がいるかもしれません。
ですが一般的には合格に必要な勉強時間が800時間〜1000時間が必要と言われていますから、かなりのボリュームの勉強時間が必要になるわけです。

 

でも、多くの受験生は1日中、社労士試験の勉強をしていればよい環境にはないと思いますし、仮に時間があっても、そもそも1日中ずっと勉強ばかりできないと思います。

 

多くの場合は、
やる気はあるのだが、なかなか継続して勉強できない。」
という受験生の方は圧倒的に多いのではないでしょうか。

 

そこで、自分が実践してみて良かったという勉強法を紹介したいと思います。

勉強する時間帯を分ける

スキマ時間を利用して少しでも勉強するってよくいわれます。それはそれで大事ですが、多くの受験生が勉強する時間帯は夜だと思います。
そこで、
夜の勉強は自分で決めた時間までで終わりとし、朝早く起きて勉強するようにしました。
夜にまとめて勉強するより、勉強時間を分割して朝1時間〜2時間勉強したほうがはるかに集中できました。

 

勉強できる時間が決まっているので、だらだら勉強することがありません。
特にサラリーマンの方で、朝の出勤時間が控えている場合であれば、驚くほど集中して勉強できると思います。

 

さらに、勉強を継続できる時間も考慮する必要があると思います。
1時間集中して勉強を続けるのってかなり大変です。30分も続けていると通常は集中力がなくなってきます。

 

そこで、20分から30分勉強したら、5分か10分休憩をはさみます。休みすぎって思われるかもしれませんが、ダラダラ勉強するより効率よく勉強できると思います。
また、眠気との闘いも待っています。これは結構厄介で、夜勉強していると睡魔に襲われます。
自分の場合は休憩をこまめにとることで対策していました。休憩時間はたいがい合格体験記を読んでいましたね。

 

スケジュールを立てて実践するときは予備日を設定

学習計画を立てるときには多少余裕を持たせましょう。週に一度位の割合で予備日を設けると比較的円滑に学習が進むと思います。最初の計画通りに勉強が進むことはまずあり得ません。
柔軟に、現実と照らし合わせながら軌道修正をしていくことになります。

 

毎日、やることが決まっていると、達成できたら自信になりますし、自分の現在地もわかるようになります。
計画を立てたなら、頭の中でイメージしても難しいので、実際にスケジュール帳かスマホなどでスケジュール管理するとよいと思います。

どこで合格点を拾うか?

社労士試験にトップ合格しても満点で合格することはありません。9割以上の得点だったという人はいますが、さすがに満点だったということはありません。

 

すべての問題がわかり正解できたという受験生はいまだかつていないといないんですね。
つまり、いくら勉強を重ねても本試験で満点を取ることはできないということです。

 

受験予備校の専任講師でさえ、本試験の問題を何人かで取り囲んで正解を出すほどですから、一受験生がすべての問題を確信を持って正解できるわけはずがないのです。

 

でも実際には、知らず知らずのうちに満点を取りにいくような勉強方法になっていないでしょうか?

 

よくありがちなのが、資格取得の勉強と学生時代の勉強を同じものとして考えるパターンです。
資格試験の合格を狙いに行く場合と、学校のテストを受ける時では大きく意味合いが違ってきます。

 

資格試験受験では目指すべきゴールは「合格ラインをクリアすること」ですね。
高得点で合格するとか、一番で合格するとかは何の勲章になりません。

 

「試験に合格すること」だけが絶対的なものなんです。
最低点で合格しようが最高点で合格しようがまったく関係ない世界であることをまず意識することが必要です。

 

その考え方に立てれば、後の勉強の仕方も自ずと決まってくるのではないかと思います。
誰も解けないような難問が解ける必要はなく、多くの受験生が解ける問題は確実に正解できることがもっとkも大切であることがわかってきます。

 

よく、

  • 「細かいところを人より多く勉強した」
  • 「参考書の隅々まで何回も繰り返し勉強した」
  • 「他の受験生に取り残されないように、模試は受けれる限りすべての学校の模試を受けるか、問題を取り寄せて勉強した」

などと豪語する受験生もいるようですが、こういう受験生は大抵合格できていないでしょう。

 

合格点を取る上で意識したいのは、正解率が5割以上の問題は確実に解ける力を付けることを最優先にすること。これだけで合格点に達することができるということです。

 

本試験で9割の正解を誇る合格者であっても、正解率が2割とか3割の問題は苦戦しています。
逆に、正解率が5割以上の問題であればほぼ確実に正解できているはずです。

 

難問を解けたかどうかが合否を分けたのではなく、正解率5割以上の問題をどれだけ正解できたかであることがわかります。

効率よく合格力が付く勉強をしているか?

多くの受験生は、まずテキストをじっくり読んだり講義を聴いたりして科目の理解を深め、それから、あるいは同時に問題演習を行なうという流れになると思います。

 

でも、テキストを読んで内容を理解できたと思っても、問題が解けるレベルとは大きな隔たりがあって、全く問題が解けないという事実に驚くでしょう。

 

そうはいっても、社会保険労務士の試験勉強を始めるにあたり、テキストを学習のメインにする受験生はやはり多いでしょう。

 

独学の受験生は市販のテキスト学習になるでしょうし、通学や通信を利用する受験生は、その講座のテキストを学習の中心で利用される場合が多いでしょう。

 

しかし、実際にテキストを手に取った方はお分かりだと思いますが、

 

あまりに分厚いボリュームに圧倒されるのではないでしょうか?

 

そんな分厚いテキストを何度も繰り返し読むことはとても大変な作業です。
しかも、その内容を理解し暗記しようと思ったら、その学習だけで本番を迎えてしまいかねません。

 

私も、社労士試験受験1年目はテキスト中心の勉強でしたが、テキスト読みだけでかなりの時間を取られ、しかも、何度も繰り返し読んだとしても、問題を解けるようにはなりませんでした。

 

この年は、合格は難しいなと感じながら勉強していた記憶があります。
合格できないだろうと思いながら勉強するのはつらいものです。

 

振り返ってみると、社会保険労務士試験には、受験生に大きく立ちはだかるいくつかのハードルがあると感じました。

 

それは、以下の様なことです。

  • 膨大な出題範囲である
  • 重箱のスミを突くような超難問が出題される
  • テキストを読んでも問題が解けない!

特に3番目に挙げた、テキストを読んでも問題が解けないという事実は1年目の私を苦しめました。

 

しかし、
2年目の挑戦では、
学習方法を変えることで合格を手にすることができました。

択一式で8割を超える結果を出せたのは、勉強法を変えたからだと断言できます。

 

では、どういった勉強法なのか?

 

それは、テキストの取り組みを大きく変えた勉強法です。
問題演習を学習の中心に置く勉強法なんですが、学習の初期から問題演習中心の勉強法です。

 

このように書くと、「そんなことは知っている!」
と言われてしまいそうですが、私はおススメするのは少しやり方が違うかもしれませんので参考にしていただければと思います。

 

まず、問題集は最初から解く必要はないのです。
最初は問題集を読んでいくのです。

 

問題集は「問題と解説のついた」テキストだと思って読めばいいのです。そして繰り返しでその問題(5択式なら各肢全部)が完璧に解けるように仕上げます。

 

これで、択一式の得点は確実に上がります!!

 

社労士受験生の受験期間が長期化しているそうです。
確かに、合格率からすればそれも納得できますね。

 

そして、受験生の中には、何年も勉強は一生懸命やっているけど、なかなか択一式で合格ラインに達しない。
そんな受験生も多いはずです。

 

すると、自分の能力では社労士試験は届かないのか?
そっちに意識がいってしまう受験生が多いです。能力の問題に捉えてしまう・・・。

 

確かに、連続して何年も不合格が続くと、そのように思ってしまいがちです。
でも、少し厳しい言い方をすれば、それはあなたの能力の問題ではなくて、勉強の仕方の問題だと思うのです。

 

別の言い方をすれば、効率の悪い勉強法でも、ひたすら勉強するモチベーションが継続できて地道にハードな勉強を続けられるのであれば、難関試験といえども、いずれはなんとか合格してしまうものだとも思います。

 

でも、効率的に最短で社労士試験に合格したいなら、
勉強量で満足せず、無駄な時間であるノート纏めとかも止めて、繰り返しテキストを読むこともせず、疑問点に捉われて深入りして時間を費やすことなく、

 

とにかくひたすら問題をたくさん解いてみてください

 

そして、すべて大量の問題を本試験まで完璧に仕上げること。これで択一式で合格点をとれるレベルに達することができると信じています。

 

こんな気づきがあったのは、2年目の勉強のときです。

 

見落としやすい「一般常識」科目と「労働安全衛生法」科目

一般常識」科目は出題される法律が多く、なおかつ、法規から労働経済、労務管理用語など、とにかく出題範囲が広いことが特徴です。

 

白書の発行は遅い段階でなされますし、多くの講座では最後に勉強する科目として開始されますので、勉強自体も後送りにしてしまう傾向にあります。

 

とにかく範囲が広いために、超難問もしばしば出題される難関科目の代表格で、多くの合格体験記で苦手科目のトップに挙げられる科目です。

 

難しく出題しようと思えばどれだけでも難しくできるという科目ですから、受験生からすると、とてもやっかいな科目といえるでしょう。

 

また「労働安全衛生法」科目の出題傾向は、易しい問題が続けて出題されたかと思うと、逆に超難問ばかりが出題される、というように不安を駆り立てる問題設定になっていることが多い科目です。

 

しかも、難問の多い「労働基準法」と一体になっているため、「労働基準法」が難問続きであった場合に、「安衛」が苦手だと、足切りを心配しなくてはならない事態になりかねません。

 

これらの科目については、

  • 「あまりなじみがない」
  • 「出題範囲が広い、覚える量が多い」
  • 「模試などを受けて、たまたま点数が悪かった」
  • 「試験直前でないと出題範囲がはっきりしない」

 

などの理由から、

 

「あまりその科目を勉強しない」 「苦手意識が働き後回しにする」

 

という典型的なパターンに陥る受験生が多いと思います。

 

私の場合も、1度目の受験では、この2科目はまったくといっていいほど「できない」科目でした。

 

しかし、

 

2度目の受験では逆に高得点が取れました

 

これは、あることがきっかけだったのです。

 

私が受講した通信教育の講座は、各科目が終了するごとにテストがありました。
通信生も通学生に混じって成績処理がされるため、テスト結果は自分の学習の習熟度を測るのにはちょうどよい機会だったのです。

 

そして意外にも、

 

苦手だと思っていた安衛法や一般常識のテスト結果が、成績上位になっていたのです。

 

特別にそれらの科目に時間をかけて学習したわけではありません。

 

テキストを読む時間もなかったので、

 

与えられた範囲の問題演習だけを他の科目並にやっただけ
のことです。

 

テキストはまったく読むことなく(できず)、問題演習の知識だけで本番に臨みました。

 

他の主要科目と比べればかけた勉強時間ははるかに少ないといえます。

 

しかし、結果としてこれらの科目は、
通信教育のテストでも本番の試験でも高得点を取ることができたのです。

 

競争試験である社労士試験において、これはチャンスといえるのではないでしょうか?

 

同時に、この体験を通じて、
テキスト中心学習の限界を強く感じました。

 

テキストは読まなくていいのか?

テキストは全く読まなくてよいと言っているわけではありません。

 

社労士試験科目は全く未知の領域という初学者の方は、まず一通りテキストを読んで科目の概要を把握するのはよいことだと思います。
ただし、テキスト読みに時間をかけないという意識は必要かと思います。

 

テキストについては、どんなテキストを選ぶかということと、どんな読み方をするかで大きく2つの方法があります。

 

学習時期(本試験までの勉強期間)であるとか、社労士試験科目に全く経験があるのかないのか、などで変わってきますので、ご自身の状況で判断されるとよいかと思います。

 

それなりのボリュームのあるテキストをある程度時間をかけるのか、入門書と言われる簡易な本でさらっと読むのか、これだけでテキスト勉強の時間は大きく変わってきます。

 

ある程度テキスト読みに時間をかけられる場合にテキストの効率よい読み方として、「速読」、「繰り返し」が有効です。

 

各科目に各章ないし単元があると思います。
仮に、10の章を勉強するとします。初日は1章をまず5分で速読します。

 

ここで大事なのは理解しようと思わないこと。わからなくてもいいから次に進むことを意識します。

 

次に、再度1章を重要語句やポイントをチェックしながら熟読。時間の目安は20分〜30分。さらに、3回目の通読。これも5分で速読。これで1日目は終了です。

 

2日目。1章の速読を5分。2章も、1日目と同様に3回の通読をします。(5分⇒20分〜30分⇒5分)
3日目。1章・2章の速読を5分。3章を1日目と同様に3回通読。
4日目。3日目と同じ要領で2章・3章速読したら、4章を3回通読。

 

この繰り返しで進めていくことで、何度も同じ章を読み返すことになります。
これで、最初はチンプンカンプンだった内容が自然と理解できているようになります。

 

「分からないところがないようにじっくり読んでいるので時間がかかる」
この時点で失敗しています。

 

最初から読んだすぐから書かれていることを理解できるなんてことはないからです。

 

とにかく、書かれていることが良くわからなくても1回通読してみてください。
特に、初めて社労士の学習をする人は、とにかくわからなくても1回通読すること。

 

ただ読み通しただけなのに、;2回目からは分からない点が確実に減ります。
最初は専門用語自体がわかりませんが、;読み進んで行くと、それまで読んだ知識のベースが少しずつできてくるので、「なんとなく」わかることが多くなってくるというわけですね。

 

そして、3回目は、知識を整理整頓して理解し、記憶を定着させる段階です。
;関連条文や関連する場面で覚える方が、ずっと理解しやすく、体系的な知識ができます。

リンク学習

次に、テキストと問題集のリンク付も意識されるといいと思っています。

 

どういうことかというと、
「テキストを読む」ことと、「問題集を解く」ことをセットにするんです。

 

問題集で触れた出題箇所をテキストの該当箇所に記入していきます。
自分の場合は、出題年度を数字を丸で囲って記入していました。

 

該当の記述がないときは、テキストに手書きで書いておきました。さらに、テキストの該当箇所の周辺をざっと読みます。

 

この作業の意味ですが、
本試験の問題は、過去問題がそのまま出題される以外に、その周辺の知識を表現を変えながら出題されるわけですから、出題箇所の周辺も読んでおくことで、そのような出題のコツがつかめるのです。

 

さらに、テキストを読み返した時に、手書きの部分は目につきますので、困難箇所が過去出題されていたんだというイメージができます。

 

この作業は正直時間がかかるのですが、トータルで考えれば効率よく実力をつけるのに適していると思います。参考にして下さい。

 

ただし、あなたの環境によってテキスト学習はどこまでやるのか考えた方がいいと思います。

 

短期合格をめざすなら、テキストを読んでいる時間がそもそもないと思いますので、その場合は、最初から講義+問題演習だけで受験に臨んだ方が良い場合もあるでしょう。

直前の1ヵ月が勝負

この本試験直前の1ヵ月は、合格者の勢力図が大きく変わるというほど、とても大切な時期です。

 

社労士試験を含め、難関資格の合格者で短期合格者は、ほぼ例外なくこの直前期に実力を大きく伸ばしてきますし、逆に、模擬試験などで「合格確実」という結果を残してきた受験生でもこの時期の過ごし方で失敗することも大いにあり得ることなのです。

 

では、あなたは具体的にこの直前期をどのように過ごしたらよいのでしょうか。

 

それは、ズバリ、今まで学習してきた知識の総復習をするということです。そのためにも、本試験1か月前にすべての科目をいったん終わらせることが大事です。

 

参考までに、わたしの場合は、問題演習中心の通信講座を受講していましたので、けっこう問題量はこなしました。
概算で択一式の問題量は、5,000肢〜6,000肢くらいです。

 

テキスト読みの時間を極力削って、なんとか問題量はこなせました。
これ位の分量があると、経験上からいえばできれば2カ月位の復習期間は取っておきたいところです。

 

当時は問題の総復習でどれだけ時間がかかるかイメージできなかったので、最後の1か月は1日平均6時間の勉強量でなんとか乗り切りました。

 

人生の中で一番勉強した社労士受験2年目のこの1か月間。
正直しんどくて早くこの時期が終わってくれと思って勉強してました。(・・;)

 

直前に新しい講座の教材に手を付けるなんてリスクがある行為だと思ってください。
白書対策、法改正対策などは直前になるので仕方ないとしても、この直前1カ月は仕上げの時期。

 

中途半端な知識で本番に臨んでも得点は伸びません。どこかで見たことあるなと思っても当日に正誤の判断ができなければ終わり。そんな知識は何の救いにもなりません。

 

最後に自分を救ってくれるのは、苦労して繰り返して身に付けた確実な知識だけなんです。

 

難関資格に受かりやすい人というのは、「捨てることがうまい人」だと思います。難しい論点があっても深入りしない、教材は絞って完璧に仕上げる、こうした意識が試験突破には重要かなと思います。

 

本試験でも、問題全体をざっと眺めて、難しいと感じた問題、捨てた問題には時間をかけずに、他のわかる問題を確実に正解できるよう時間をかける。こうした時間配分は本試験でも役に立ってくれるはずです。

 

 

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